今回は1980年頃活躍したモリワキモンスター30号車の音出しが目玉で、ゲストで元モリワキライダー、カワサキファクトリーチームライダー(ルマン24hで3位入賞)の多田喜代一選手やモリワキ社長と奥様のトークショーに続けて、ステージ前にマシンが引き出されました。まず今回整備を担当した愛知県新城市モトサイクレットサワダの澤田さんが慎重にティクラーを操作して、CRキャブにガソリンを送り込みます。次にスターターを起動して、小気味よいエンジン音と共にゴムのローラーをマシンの後輪にあてがいます。するとスターターの音とは異質なズウォンという重低音が響き、モリワキモンスターが目覚めたのです。実に36年ぶりのことです。森脇社長、多田さん、MCのカズさん、そして参加者、皆が見つめています。  森脇社長がやおらマシンに近寄りハンドルに手をかけました。グゥオン、グゥオンとアクセルをあおった時の咆哮は、私がZ1-Rに装着するGレジェンドモンスターマフラーと同じ音。サーキットを駆け抜ける30号車とZ1-Rの姿が目に浮かびました。森脇社長が隣に立つ多田選手と笑顔で二言、三言、言葉を交わしています。それを見守る周囲もまた笑顔。関係者とファンの気持ちが一つになった、そんな至福のひと時でした。

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